前回は福井銀行本店、北國銀行福井支店の様子を紹介したが、今回はそれ以外の再開発状況をレポートしたいと思う。
https://www.rokuzhermit.com/entry/2020/11/22/saikaihatsu1
現在の計画中および事業中の再開発区域。事業中箇所が増えた点、同じ通り(駅前大通り)にマンションが新たに建設された点などである。
◆福井県繊協ビル建て替え
現在の建物は取り壊し、大きくホテル(10階建)、オフィス(10階建)、立体駐車場(6階建) の3棟を建設するとのこと。ホテルはドーミーインを誘致するとのこと。
現在の様子。
ぱっと見わかりにくいが、建物の裏側に別の建物が建設されているのがわかる。
反対側(佐佳枝神社側)から撮影したもの。
工事自体は4月頃から進められていた。
現在最上階まで鉄骨が組み上がっている。
完成予想図。
これは3棟あるうちのオフィス棟(繊協ビル)と、駐車場棟(右側)の様子だと思われる。ちなみにホテル棟(ドーミーインを誘致)は、現在の建物を解体した後に建てると思われる。
◆複合ビル(オフィス+マンション)建設
駅前大通りから見た様子。
これは3月くらいから工事が進められ、現在外観はほぼ完成の状況みたいである。事業期間は来年1月末とのこと。
オフィスと賃貸マンションの複合ビルのようで、現地にて完成イメージ(外観、内観)が掲示されていた。(撮影の関係でゆがんで写っています)
◆ハニー跡地再開発
再開発ビルはマンションなどからなる4棟形式で、当初は2020年秋完成予定だったが、予定がずれ込み21年春完成予定で工事が進められている。
電車通りから見た様子。
カラオケ店の建物にほぼくっつく形で福井信用金庫の店舗が建設された。
※本店は田原町にあるので支店だと思います。
福井信用金庫の建物は来年1月には完成するみたいである。
マンション棟とその右側にある鉄骨の躯体。この鉄骨は何なのだろうか。タワー式駐車場なのだろうか。
マンション棟は3月中には完成予定のようである。当初予定よりも半年遅れて竣工となる。マンションへの入居は更に1ヶ月後くらいだろうか。
なお、地元スーパー(ハニー)が入居を断念したとのことだが、福井駅高架下(プリズム)にもスーパーがあるので、近隣住民はそこまで困らないと思う。
◆三角地帯(ユアーズホテル等)再開発
福井新聞によると、北陸新幹線延伸を見据え、交流人口の受け皿となるホテルやオフィス、ホールの業務・交流機能を建物の駅側に配置。低層は特に電車通り沿いに商業・サービス機能を集中させるとのこと。
また、ホテル・オフィス棟には、米ホテル大手のマリオット・インターナショナルが進出することが明らかとなった。
https://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20200116/CK2020011602000041.html
ホテル名は「コートヤード・バイ・マリオット福井」。約250の客室、1000人を収容できるホール、複数のレストラン、フィットネスジムなどを備える。現在三角地帯に建つユアーズホテルフクイが開発・所有し、マリオットが運営するとのこと。
なお再開発計画に当たっては、森ビルの子会社(森ビル都市企画)が素案を作成している。
現在の様子。
勝木書店より福井駅西口広場に至る一帯が仮囲いに覆われており、一部では解体工事が開始されていた。
三角地帯の中で一番新しい響きのホール(築17年)も解体される。
県庁方面につながる道路も閉鎖された。
【大問題】福井駅前から本屋が消滅する!
話は変わるが、これまで福井駅前には書店が2箇所(勝木書店、紀伊國屋書店)あったのだが、来年2月に西武新館が閉店となることで、福井駅前から書店が消滅する。将来的に勝木書店が戻ってくるようである(確定ではなく復帰を示唆)が、一時的にせよ福井駅前から本屋がなくなるというのは大問題だと思うんだけどねえ。特に駅前には通勤通学利用者が多くいるわけなので、一時的にでも書店を出してもらいたいと思うがどうなんだろう。本を買うために郊外の大和田や二の宮までわざわざ行けないよなあ。
◆熊谷組福井本店建て替え
熊谷組福井本店建て替えについては9月に本格的に着手されたようである。熊谷組公式サイトにも正式に案内がされています。
地上4階建、延床面積は1,190㎡で、元の熊谷組福井本店よりも大きくなるような気がする。
熊谷組 福井本店の建替工事の着手について 耐火木造+ZEBによる次世代都市型コンパクトオフィスの実現 | ニュース一覧 | 熊谷組
外観イメージ(熊谷組HPより引用)
https://www.kumagaigumi.co.jp/
現在の様子。
現在は基礎部分の構築を行っているようである。
完成は来年7月末とのこと。