今年(2023年)乗った電車第3弾(乗り物シリーズでは第4弾)として、今年の5月に鹿児島市電・熊本市電に乗ったので紹介したい。
鹿児島県内の訪問は2度目なんだけど、1度目の訪問が屋久島!で、九州本島自体は訪れたことがなかったので、実質初めての訪問である。
■鹿児島市電
鹿児島には午後1時半頃到着したのだが、当日は結構な雨で、とりあえず鹿児島市内周遊バス「カゴシマシティビュー」に乗り込んだのだが、雨が酷すぎてまともに景色が見れない(苦笑)という・・
もっとも「カゴシマシティビュー」を含めた市バスと市電乗り放題の切符(1日周遊券)を購入したので、鹿児島駅にて下車して市電に乗り換え。
鹿児島駅は鹿児島の中心駅と思われるかもしれないが、実際の中心駅は「鹿児島中央駅」だったりします。
こちらが鹿児島市内の中心駅である「鹿児島中央駅」。九州新幹線などのターミナル駅である。
くだんの「カゴシマシティビュー」に乗って途中下車した「鹿児島駅」。歴史的にこちらの駅が先に開業したことから、「鹿児島駅」を名乗っているとのこと。レトロ風の駅舎ではあるが、駅員もいなかったし、コンビニもなかったような。
とは言いながらも、鹿児島駅が鹿児島市電の起点駅となっており、屋根付きで4面3線の立派な電停に、3両の市電が停車していた。
筆者が乗ったのは「郡元(こおりもと)」行きの電車で、途中ホテルの最寄り駅である天文館まで6駅間、所要時間で約8分程度の乗車である。
車内の様子はこんな感じ。
運賃は170円(均一)で、専用のICカード(ラピカ)での乗り降りが基本みたいだが、クレジットのタッチ決済にも対応可能となっている。
ちなみに結構な頻度で市電が走っているので、まちなかを歩いているときもしょっちゅう電車を見かけた。これは鹿児島を代表するデパート「山形屋」をバックに撮影した写真。
その他、鹿児島一の繁華街「天文館」から鹿児島中央駅に至る道沿いでの電車の風景。
緑とオレンジのカラーリングの車両が一番多く見かけたが、それ以外にも白やピンク、青のラッピング車両なども走っていた。
写真でわかると思うが、軌道敷が芝生になっており、景観上も素晴らしい。
市電沿線には鹿児島大やラ・サール高校などもあるみたいで、時間があればそちらにも行きたかった。
■熊本市電
お次は熊本市電である。鹿児島から福岡空港に戻る途中で立ち寄ったのだが、以前のブログで小松から福岡まで飛行機で来たと書いたが、飛行機の場合乗る便を簡単に変更できないのと、最低でも30分前には保安検査に間に合わせないといけないこともあり、早めに熊本を出ないといけなかったので正味2時間半の滞在だった。加えて、熊本駅についた途端にトイレに行きたくなりトイレに20分もこもっていたので実質2時間弱の滞在だった。
さらに熊本駅前電停から熊本城・市役所前電停まで片道15分程度(往復30分)かかったので、中心市街地には正味1時間程度の滞在だった。
こういうことを考えると、新幹線で熊本まで行った方が何かと融通がきくよなー。
電停は駅の広場(道路側)にあるのだが、駅前広場がまあまあ広いので、多少歩かないといけなかったりする。
車両はレトロな1両編成の車両に加え、低床車両(LRV)も走っており、LRVは2両編成となっている。
案内表示はデジタルサイネージとなっている。
こちらはLRVの方の車内の様子。平日の午前だったが、それなりの乗客はいた。熊本駅から中心市街地までそこそこ距離があるので利用されるのだろう。
あと、つり革は、鹿児島市電もそうだったが三角タイプを使用している。
運賃は鹿児島市電と同じく170円(均一)。但しこちらはICOCAなど全国相互利用交通系ICカードが利用可能となっており、こちらの方が利用者には優しいと感じる。
ちなみに福井県内のふくてつ、えちてつにも、2025年春に交通系ICカード利用可能なカードリーダーが設置される予定で、観光客やJR利用者にとっては利便性が増すと思われる。
車窓にて、市電がすれちがう光景
こちらはおそらく「サクラマチクマモト」とかいう再開発ビルの近くだと思う。
この近くの「サンロード新市街」から「下通」に至るアーケード街がとても広くて、平日の午前10時台にしてはそれなりに歩いていてびっくりした。
サンロード新市街アーケード
そして、通町筋っていうのかな、電車通りと下通アーケードを出たところにある交差点から撮ったこのアングル、そういえばニュースで見たことあるかもしれない。熊本城をバックに電車が走る様はなかなか「絵になる」風景である。
・・ということで、今回の九州旅行が格好駆け足だったので、じっくり市電に乗ってというわけに行かなかったのだが、今度いつになるかわからないが次回来たときには数日滞在してじっくり市電に揺られたいと思います。