ROKUZAEMONの諸行無常

田舎でひっそりと暮らしています

今年(2023年)に乗った電車(その2特急ひだHC85系)

今年乗った電車の中で、どうしても乗ってみたいと思って乗ったのが、JR東海の特急型車両であるHC85系気動車である。特急ひだ自体はキハ85系時代に一度乗ったことがあるのだが、今年の3月から全ての車両が置き換わるタイミングで乗車した。

当日は4月上旬の平日で、普通に出勤姿で自宅を出て、スーツ姿で1日観光に行くという・・家族と一緒に住んでいると、普通に有休を取ると自宅でゆっくりできないこともあるので、会社に行く体で日帰り旅行をするという(苦笑)。あ、有休はちゃんと取得しています(笑)

ルートを説明すると、朝早く福井を出て、行きは富山から飛騨古川まで行き、飛騨古川から下呂温泉、岐阜経由で福井に戻るという、いわゆる飛騨路を1週するルートで乗り鉄しました。

福井からは、金沢までは特急(おはようエクスプレス)、金沢から富山までは北陸新幹線に乗車。

富山駅は、新幹線ホームの北側に、在来線(3セク)ホームがあるのだが、他の新幹線駅と異なり、間仕切りがないので新幹線ホームから在来線ホームを見ることができる。

薄暗い富山駅に入線の瞬間。ぱっと現れるのではなくヴェールに包まれた感じがいい。

初めて実物を見た瞬間は結構感動した。だけど前面はそこまでかっこよくはないかなー。パースを最初見たときは近鉄?と思ったが、実物を見ると近鉄電車感は正直ないと思う。

ステンレスの車体にフルカラーLEDの行き先表示。

なお写真では表現できていないのだが、富山-高山間は2両での運転で、平日にもかかわらずほぼ満席だった。また乗客は外国人観光客ばかりという・・

座席は赤系のグラデーションが入ったモケットとなっている。何でも飛騨の紅葉や高山祭などがモチーフとのこと。また全席コンセント付となっている。

なおこの車両はシリーズハイブリッド(ディーゼルで発電しモーターで走る)方式で、筆者が昨年購入した日産ノートe-powerの鉄道版みたいなものである。車内の案内にもバッテリーの電気でモーターをアシストしている模式図が表示されていた。

ちなみに座面が硬いという噂を聞いていたのだが、乗り心地自体は特に問題なく感じた。但しハイブリッド型気動車とはいえ、「ゴオオー」という音はそれなりに感じて、お世辞にも静かとは感じなかった。特に岐阜から福井までは電車(しらさぎ)に乗り換えたので、音に関してはしらさぎの方がよほど静かだなあと感じた。

※筆者のノートe-powerも似たような感じだが、車の方が静粛性は高いように感じる。

車内の通路やトイレなどは落ち着いた木目調となっている。

車窓から望む神通川(岐阜県に入ると宮川)の景色が楽しい。

もっとも乗り鉄だけが目的ではないので、高山線沿線を観光。まずは飛騨古川のまちを軽く散策。

続いて飛騨古川から下呂に移動。飛騨古川から下呂までは約1時間で到着。

高山は3年前に車で来ているのだが、飛騨古川と下呂温泉はいずれも約20年ぶりで、駆け足の訪問ではあったが来れてよかった。

ここから岐阜経由で福井に戻るのだが、下呂から福井までがまあまあ遠くて、4時過ぎに下呂を出て福井に着いたのが8時過ぎだった。

下呂から岐阜の間は飛騨川の渓流沿いを通る

下呂から約1時間、岐阜で下車して特急ひだとお別れ。ちなみに乗車していたのはいわゆる「大阪ひだ」だったので、米原まで行ってもよかったのだが、お腹が空いたので岐阜で途中下車しました。

2年前に来たときは、信長がマスク姿だったが、今回来たときはノーマスクだった。

個人的にはそこまで鉄オタではないと思うのだが、たまにはこういう旅行もありかな、と思う。