ROKUZAEMONの諸行無常

田舎でひっそりと暮らしています

福井の再開発(最近2~3年でできた施設)

福井駅前再開発についていろいろブログに書いているが、ずっと金沢に住んでいたこともあって、時系列的な部分については正直よくわかっていなくて、今頃になって県や市のホームページなどで確認している状況だったりする。 
簡単に整理すると、平成17年頃が第一段階で、
  • 平成17年(2005)JR北陸本線高架化
  • 平成19年(2007)再開発ビル「AOSSA」完成、ビジネスホテル(ルートイン、東横イン)
  • 平成21年(2009)福井駅東口広場整備
と、この4年間で立体交差と駅周辺土地区画整理事業による再開発が行われたようである。
平成28年頃が第二段階で、
  • 平成28年(2016)福井駅西口広場完成
  • 再開発ビル「ハピリン」完成
で、今に至るといったところか。
前置きが長くなったが、ここ2~3年程度で福井市中心部にできた施設について自分なりに整理してみた。
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福井駅西口広場
福井市的には恐竜はあまり関係ないのだが、福井県が恐竜をPRしている関係で福井駅に動く恐竜が設置。
昨年の大雪の際には、福井に氷河期がきたといって少しだけ有名になったかも?
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奥のビルが再開発ビル「ハピリン」
とりあえず福井県で一番高いビル(91m)。個人的にはあまり高く感じない。最近東京や大阪で超高層ビルを見慣れたからかもしれない。
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近くから見上げた写真
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ハピリンには、屋根付き広場「ハピテラス」という空間があり、冬でもイベントができる施設として活用されている。富山の総曲輪にも「グランドプラザ」という広場があるが、おそらくパクったものと思われる。
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冬にはスケートリンクもできて、土日はまあまあ人が来ている。(この写真は2年前のもの)
今年は関西大スケート部の人が滑りに来るそうで、あの本田4兄妹の長兄、太一君も福井に来るとのこと。
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富山に本社のあるビジネスホテル「マンテンホテル」。ハピリンの南側にあり、ハピリンとほぼ同じ時期(平成28年)に完成。建物はJR西日本系列の不動産会社が所有。
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福井駅前で一番新しい建物はこれだと思う。
昨年(平成30年)に、北ノ庄通り、柴田神社参道右側に新しくできた「AUBE fou one」。フィットネスクラブのビルみたい。ガラス面に描かれた木のシルエットがおしゃれである。
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福井駅からは少し離れるが、料亭が残る「浜町」界隈に、小洒落た建物が2軒並んで建てられた。
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グリフィス記念館は、明治初期に来日したいわゆる「お雇い外国人」教師のウィリアム・エリオット・グリフィスが暮らしていた洋館を復元した施設で、平成27年に完成した。これは福井市が整備した施設。
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日中は内部も解放されており、家具も含めて当時のものに極力近い形で再現されている
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椅子にぬいぐるみが置かれているのはなかなかチャーミングでよいと思う。
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グリフィス記念館の奥(西側)に、福井を代表する料亭「開花亭」が運営する農産物等直売所である「開花亭kur-iya」が、平成28年(2016)にオープン。国立競技場や歌舞伎座などを手がける建築家「隈研吾」氏設計の建物で、隈研吾建築に見られる木材を多用したデザインが特徴である。
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横から見たデザイン。
箱をランダムに並べた摩訶不思議なデザインで、壁面緑化されているのもポイントかと思う。
開花亭sou-anで作られた惣菜や、新鮮な農産物を扱っているとのこと。入ったことないけど、惣菜を買って帰るのはありかと思う。
話のついでに、浜町について紹介すると、昔からある花街で、あまり歴史を感じない福井にあって、多少なりとも風情を感じる場所だったりする(といいながらもほぼすべて戦後の建物だと思うが)。
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通りも落ち着いた色合いに舗装されて、わずかではあるが古い町家も残る界隈である。
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福井を代表する料亭「開花亭」。ここの大広間でセミナーが開催されたことがあり、客ではないのに一度だけ入ったことがある。
写真中央にあるのが和食レストラン「開花亭sou-an」。行ってみたいけど、結構なお値段がするので庶民には手が出せない。
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この建物自体は10年以上前に建てられたのだが、先ほど紹介した「隈研吾」設計の建物である。
外壁に木組みを用いて独特のデザインを作り出しているが、木材の特性上、木が朽ちるのも早く、数年前に撮影した段階でもかなり色あせている。仕方がないことであるが、さすがにそろそろやり替えないとまずいような気もする。
まあ、こんな感じで整理してみたが、ハピリンはともかく、これから進められる民間再開発と比べると、数も少なく小規模なものばかりだが、それ以前の20~30年程度はずっと停滞していたことを思うと、少しずつではあるが福井のまちなかが変化していくのは喜ぶべきことだと思う。
福井市中心部では、それ以外にも、県庁周辺整備や、えち鉄・ふくてつ相互乗り入れなどに関する事業も進められているが、それについては後日紹介できればと思う。