前回のブログでは、現在持っているデジカメとミラーレス一眼とのボディの比較を行ったが、今回は実際撮影してみた違いについて比較していきたいと思います。
先週明治村に行って試し撮りを行ったのでそれを踏まえて比較したい。
まずは、OLYMPUS PEN E-PL9。
使用したレンズは14mm~42mm(35mm換算で28-84mm相当)
◆帝国ホテル(外観)
帝国ホテルの外観を撮影したが、広角レンズの割には画角が狭く、建物が入りきらない。
次にコンデジ(STYLUS SH-1)で撮影したもの。
レンズは4.5mm~108mm(35mm換算で25mm~600mm)。
こちらだと建物が余裕で入る。
風景写真は広角でないとなかなか厳しいと思うのだが、25mmと28mmとではこうも見え方が違うものなのか?
但し露出はPENの方が良いと思う。
◆帝国ホテル(建物内部)
PENで撮影した写真。
次にコンデジ(STYLUS SH-1)で撮影した写真
露出についてはさておき、コンデジで撮影した方が広く写真を撮ることができて、建築写真の撮影には向いているというのを実感する。
露出については、PENの方が陰影が表現されており味わい深い感じはするが、何分大きく見えすぎるのがネックとなっている。
◆教会〔聖ザビエル天主堂〕外観
まずはPENから。
迫力はあるが、何せ全体が納まらないのが困る。
次にコンデジで撮影した写真
こちらだと普通に画角に納まる。
それにしても25mmと28mmはこんなに違うのか?
◆教会〔聖ザビエル天主堂〕内観
PENで撮った写真
教会の中は見事なまでによく撮れていて感心した。原色が鮮やかなのが良い。
次にコンデジで撮影した写真
やはり建物全体の様子を撮影しようと思うとコンデジの方が良いと思うが、教会の荘厳な雰囲気はあまり出ていないような気がする。(だめというレベルではない)
◆町並み写真
PENで撮った写真
明治村の正門から続くレンガ通りの町並みを撮影したもの。
町並みに迫力を感じる。
コンデジで撮った写真
画角的にはこちらの方がしっくりくる。
あと、PENで撮影した写真の方がやや赤みが強く、コンデジで撮った写真の方が青みが強い感じはする。
◆大井牛肉店
上がPENで下がコンデジ。
ことさら誇張しているわけではないのだが、PENだと建物を画角に納めるのが本当に難しく、かなり後ろから撮影しないと撮影しにくいのは間違いない。
どうしてこのようなレンズを標準仕様にしているのかがよくわからないなあ。
◆灯台
上がPENで下がコンデジ。
こういう写真はPENの方が雰囲気でている。
◆宗教大学車寄
現在の大正大学にあった車寄せを移築したもの。
上がPENで下がコンデジ。
これはどっちもどっちかなー。
◆散策路写真
上がPENで下がコンデジ。
画角はPENの方が大きいのだが、雰囲気はPENの方がでているような気がする。
・・ということで、両者比較してみた感じだが、
- 画角はコンデジが良い
- 露出はPENが良い
という結果になりました。
まだカメラを使いこなせていないので、使い続けるとまた違った結果になるかもしれないが、一言で言うと、風景写真の性格上、やはり画角に納まるというのは大事な条件となるので、コンデジは手放せないといったところだろうか。
それを思うと、STYLUSが製造中止になってしまったのは残念である。現状ピントが合いにくくなっているなど不具合が見られるのだが、修理しながら使い続けるしかないかもしれない。また販売してくれないかなあ。