これまで使ってきたコンデジ(OLYMPUS STYLUS SH-1)がいよいよ重症となって、修理もままならなくなったので、コンデジを新しく購入しました。
購入したのは、SONYサイバーショット DSC-WX350。
購入に当たって検討したことがいくつかあり、
- 小さいこと
- 広角ズームであること(一眼レフで24mm相当)
- 変な出っ張りが少ないこと(落としたときのダメージが少ない)
- そこそこ安いこと
この機種はこの4点を満たしていたので購入した。
サイバーショットは一番はじめに購入したデジカメを含めると4台目になる(その中の1台は「サイバーショット携帯」とか云うやつだった)それでも購入は久しぶりで約10年ぶりかもしれない。
正面から見たデザイン。
元々黒を買おうと思っていたのだが、間違って白を購入してしまった。しかし白でも全然悪くはない。
この機種は、発売当時「世界最小・最軽量」を謳って発売された機種で、確かに小さい。但し発売自体は2014年2月で、6年前に発売された古い機種である。良いように解釈すれば、今でも売れているということなのだろう。
値段はケーズデンキで約24,000円で購入。安いか否かと言われるとよくわからないが、最近のコンデジは高級化路線を歩んでおり、もっと高い機種ばかりなのでそれを考えるとお手頃価格ではあったと思う。
◆購入して良かった点
①小さい、軽い、ポケットに入る、持ち運びが簡単!
OLYMPUS PEN E-PL9との大きさ比較
コンデジの特徴として挙げられるのが、厚みの薄さ。ポケットにも問題なく入る大きさで、やはりカメラは携帯性に優れている方が実用的だと思う。
元々はOLYMPUS PENをコンデジの後継にと思っていたのだが、いくらミラーレス一眼といえども気軽に持ち運びできる大きさではないのでコンデジも買いそろえることにしました。
②普通の充電ケーブルで充電できる
これが一番ありがたかった。オリンパスのデジカメでは対応していない。
先日信州に3泊4日で旅行に行ったのだが、充電器1式忘れるといった大失態を犯してしまった。何せ写真を撮るのが目的みたいなところもあるので、正直1日目で終了となるところだったが、試しにmicro-usbの端子を接続したところ、端子のサイズが同じで、充電できた。これは本当に助かった。
ちなみに、フル充電の状態だと、約1,000枚は撮影できた(ストロボは不使用)。
◆使用レビュー
OLYMPUS PENとどの程度違うのか比較するために、昨日金沢で撮影してみたので実際に見てもらえればと思う。
先に断っておくと、OLYMPUS PENのレンズの焦点距離が異なるので、PENで撮った写真の方が基本的には大きく(アップ)撮影されている。あと、撮影した日は曇っていたので全体的にやや暗めに写っているので合わせてご了承ください。
■サイバーショット(DSC-WX350)
レンズは35mmレンズ換算で25mm~500mm。
まずは本多の森界隈の写真。
この界隈はみどりが多く、近代的な建築が多く残されているのでおすすめの場所である。
石川県立歴史博物館。赤煉瓦造りの建物はかつては陸軍兵器庫として、戦後は金沢美術工芸大のキャンパスとして使用された。国の重要文化財。
これは辰巳用水の石管を再生して水景施設として用いている。
国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)。今年10月に東京から金沢に移転する。
元々明治時代に建てられた第九師団司令部庁舎および金沢偕行社(旧陸軍関係施設)を移築して使用される。
聖ヨハネ保育園。これは最近建てられた建物。
昔の写真はこちらを参照。
金沢に残る異人館であるウイン館。私立学校の北陸学院敷地内にある。撮影した日は閉館日だったが、平日には一般公開もされている。
石川県立美術館広坂別館。これも旧陸軍関係施設(第九師団長官舎)で、国の登録有形文化財となっている。
本多の森から香林坊に向かう広坂。
次に長町武家屋敷跡。
こういう細い路地を撮影するには広角レンズが適しているのを実感する。
今回ひがし茶屋街には行かなかったが、それにしても武家屋敷周辺は人が少なかったねえ。こういう写真を撮影したい人にはうってつけだが。
次に、片町にある商業モール「PREGO」。
モールの路地と中庭(パティオ)の様子が上手く撮影できている。
最後にいしかわ四高記念公園(元々中央公園と呼んでいた場所)
対象が大きいものや幅広なものについては非常に良く写真が撮れていると思う。
■OLYMPUS PEN(E-PL9)
レンズは35mmレンズ換算で28mm~84mm。
本多の森界隈の写真。
石川県立歴史博物館。
レンズの焦点距離(画角)が異なるのでそれについては割愛するが、コンデジよりも若干写真が明るめな感じはする。
こういう拡大写真は良い。
国立工芸館。
成巽閣のところの白壁は非常に良い雰囲気だった。
聖ヨハネ保育園。
ウイン館。
広坂。
ある程度の幅員のある沿道を撮影するには特に問題ない。
次に長町武家屋敷跡周辺。
こういう狭い路地を撮影するのは結構苦労した。奥行きが感じられないというか。
大野庄用水と築地塀。これは味のある写真になった。
次に片町にある商業モール「PREGO」。
長町武家屋敷同様、こういう細い路地の撮影は難しい。
こういうショーウインドウの撮影には向いているんだけどね。
最後にいしかわ四高記念公園(元々中央公園と呼んでいた場所)
芝生広場がある場所だと非常に良い写真が撮れる。
こういう滝の写真なんかもコンデジよりも良い。
アメリカフウの並木道。紅葉の時は特に美しい場所である。
全体的な印象として、ミラーレス一眼なので当然写りは良いと思うが、今のレンズでは狭い路地や建物を全体的に撮影するのはしんどいなあ。
但し、上にあるような並木道や、芝生広場などはコンデジよりもこちらの方が雰囲気が出ているような気がする。
最近広角ズームが新しく発売されたみたいなのだが、正直レンズ単体で8万円は出せないなあ(欲しいけど)。
交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO | 交換レンズ M.ZUIKO PRO | オリンパス
◆サイバーショットで撮影して気がついた点(個人的印象)
ということで一通り写真を見てもらったが、あくまで個人的に感じた印象について列記する。
- 露出は普通に良い(但しOLYMPUS PENと比べるとやや暗めに写る)
- 画角も広いので風景写真には普通に使える
- 暗い場所はやや苦手
- ピントは普通に良いがたまにピンボケ・手ぶれもある(数百枚に1枚くらい)
- 電源OFFにしたときにレンズの収納に時間がかかる(3~5秒くらい)
100点満点で言うと80点かなあ。普段使いには全く問題ないみたいなので、今のところは普通に良い買い物だったと思う。今後のブログは基本的にサイバーショットで撮影したものになると思います。あと、他のレビューを見ていると、動画撮影が意外に良いとのこと(まだ動画撮ってないけど)。
参考までに、OLYMPUSPENの購入レビューはこちらのブログを参照。