ROKUZAEMONの諸行無常

田舎でひっそりと暮らしています

和歌の浦を歩く

昨日から北陸は雪模様で、和歌山も雪が降ったそうな。天気がいいときに和歌山に行けてよかった。  

前回に引き続き、和歌山の旅写真を紹介しようと思う。

和歌の浦は、万葉集のころから景勝地として名高い場所で、戦後には年間350万人もの宿泊観光客が訪れた国内屈指の観光地だったそうだ。そんなこともあり、一度行ってみたかったのである。

紀三井寺の近くに宿を取り、早速和歌の浦近辺を散策。

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朝焼けの和歌の浦。穏やかな水面に朝日が映えて美しい。のどかでええのー。

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観光地百選の切手の舞台になった、観海閣。コンクリート造りなのが残念。奥に見えるのは片男波海岸。

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小ぶりながらも風格あふれる海禅院多宝塔。

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妹背山という小高い丘から見た片男波海岸。砂州が続く風景がなかなか見ごたえがある。

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これもぜひ見たいと思った、不老橋。後ろの山(岩)との風景が見事にマッチしている。

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金屏風のようなものが特徴的な、和歌の浦アートキューブ。長淵剛の展示会やってたのー。

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しばらく散歩すると、階段がものすごい神社を発見。和歌浦天満宮だそうだ。

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この階段が地層のようでおもしろいのー。地元で採れる青石という石だそうだ。

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この石積も非常に趣があって大変気に入った。

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本殿も小さいながらも厳粛な雰囲気が漂い歴史を感じさせる。山門と本殿はさりげなく重要文化財だったりする。

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川沿いの雰囲気も非常に良い。クロマツが雰囲気を出している。こういう風景って、実はありそうでないんだよねー。

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ボートが係留してあるところもいかにも海辺っぽくてよい。

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この川にはこういう洒落た橋がいくつか残っていた。橋のたもとに灯篭が建てられているのが歴史を感じさせる。

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このあたりの岩肌には、趣のある露頭が多く、岩肌に生える松の木と非常にマッチしている。先ほどの青石、地質学的には結晶片岩ですね、岩石の変成作用によって、いくつもの層状に形作られている。まさに自然の風景美といったところか。残念なのは左側のネットで、安全上のものだと思うが、いらないんじゃない?

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この岩肌で鳥が羽を休めている風景はいかにも東洋といった感じがする。

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ほかにもいろいろ見どころがある場所なのだが、とにかく散歩したくなる場所ですね。今では昔ほど観光客は来ていないのかもしれないが、通好みの場所といったところか。おいしい食事が楽しめる場所があれば、景色もよいし、また多くの人が訪れるようになるのではないでしょうか。

長期滞在したくなる場所である。