4月から土日には比較的体を動かしているのだが、なかなかおなかの脂肪は落ちませんなー。ということで、トレッキングをしようと思い立ち、黒部峡谷まで足を運ぶことにした。
黒部峡谷はかれこれ15年以上前に一度行ったこがとがあるのだが、峡谷のあまりの深さに平衡感覚を失うような感じ、頭がくらくらした記憶がある場所だった。非常に良い思い出の場所だったので久しぶりに行ってみようと思ったのは良いのだが・・
朝7時前の地鉄宇奈月温泉駅。
今年は黒部峡谷鉄道の全通が遅れ、数日前にようやく開通したところで、まだ人影はまばらだった。結構いい時期にきたのではと思ったのだが・・
欅平駅について愕然とする。なんじゃこりゃ。
かつて頭がくらくらした思い出の猿飛峡は、通行止めやん!
仕方がないので河原の展望台に足を運ぶが・・
足湯もやってないじゃん!
うーん、別にトロッコ電車に乗るために来たわけでなく、トレッキングに来たROKUZAEMONとしては、いったい何をしに来たのかということになる。
鉢合わせた別の観光客からも、「これはないよねー。」との声が。
せめてHP上に情報を掲載しろよ、といいたくなった。
仕方がないので橋の上から峡谷を見るだけ見て帰る。
このままで帰るのは癪なので、鐘釣にも途中下車することにした。
鐘釣でのスポットとして紹介されていた、万年雪。うーん、汚いのー。展望台で見るほどのものではないのー。
それでも、川の水はエメラルドグリーンで清涼感抜群であった。
河原の露天風呂のある場所まで散策する。せめて手取峡谷のように滝でもあるともっといいのにと思ったが、自然に対してあれこれ言うのもなー。
鐘釣駅の外からトロッコ電車を撮る。鉄ちゃんだったら今日の黒部峡谷は満足できたかも。
鐘釣だけでは物足りないので黒薙でも途中下車。
結論から言うと、黒薙が一番良かった。というか、黒薙に来ていなかったら、がっかりして帰るところでしたよ。ホンマに。
写真は後曳橋。ここからトロッコ電車を撮影するといい写真が撮れると思ったのだが、なにせ電車を待っていると、電車に乗り遅れて1時間待ちぼうけになる可能性があるため、トロッコ電車の写真はやめにした。
おおー、こういう風景が見たかったのよー。
15分足らずで黒薙温泉に到着。ここは写真でしか見たことがなかったので、実物を見ることができて少し感動した。
そこから20畳ほどある混浴露天風呂に入る。といっても、女性は入ってませんけど。無味無色の単純泉っぽかったような気がした。本当は写真に収めたかったが、撮影禁止なので仕方がない。
往復30分程度だったが、やっと少しトレッキングらしくなってきた。谷の深さも黒薙あたりが一番深くて、峡谷っぽく感じた。もっと黒薙からの風景をPRしたほうがよいと思うのだが。
それにしても、先日の吉野旅行を80点とすると、今日の黒部峡谷は40点ですなー。せめて猿飛峡には行きたかったのー。なにより、ダイエットにはまるで効果なし。強いて言えば、日帰りで行って帰れる場所だったのが唯一の救いか。道中、大勢の観光客(団体客でしょうなー)がうれしそうな顔をして欅平行きのトロッコ電車に乗っているのを見たのだが、帰りも楽しそうだったのかは定かではない。
ということで、黒部峡谷にお出かけの方は、電話一本かけてから出かけたほうがいいですよ。特に今年はね。