それにしても今年は雪が降り続ける。金沢は積もっては溶けているので、積雪深は20~30cm程度だが、少し山に入るとすごい雪の量のようだ。白峰の人から話を聞くと、白峰は2.5m超えているとのこと。白峰は、気象庁の観測で積雪量が表示されていないので、実際のところはわからないのだが、話の通りであれば、白川郷よりも降っていることになる。昨日は1日暇だったこともあり、半分怖いもの見たさで白峰に行くことにした。
国道157号から市ノ瀬方面に向かう道路。どこまで行けるか試してみたかったのだが、白山展望の湯の前で行き止まりであった。市ノ瀬の永井旅館などは冬期間やっていないのだろうか(そもそも行けないよなー)
地層のようになっている断面。桑島の化石壁ならぬ白峰の雪壁といったところか。壁の高さは2m超えなのだが、思ったよりは低かった。
白峰のまちなか。たしかにものすごく積もっているのだが、パウダースノーでさらさらな雪なのが救いである。昨日だと、道路の気温表示を見ていると、金沢市郊外で2℃程度なのが、吉野谷あたりで0℃、白峰ではさらに2度ほど下がってマイナス2~3℃くらいになっている。
来週は雪だるままつりがあるが、これだけ毎日雪が降ると、逆に人来ないんじゃない?
久しぶりに本格的なつららを見た。福井の家では昔よく見たが、今はマンション住まいなので久しくお目にかけなかった。それにしてもでかい。
ありとあらゆる民家で巨大つららを見ることができる。
わかりにくいが、この建物のつららは若干黄色く着色している。
新潟や信州に行くと、いわゆる豪雪地帯の建物はトタン屋根が多いのだが、福井や石川は、どれだけ雪深いところでも瓦屋根になっている。機能的なことはともかく、見た目は瓦屋根の町並みの方が美しいよなー。
白峰と白川郷も同じ豪雪地帯で、養蚕が盛んという点で共通する部分が多いのだが、町並みの形成に関して言えば全く異なる発展を見せている点が興味深い。茅場の有無といった土地利用の面や、経済的に恵まれていたかなどの面もあったのかもしれない。そういう意味では、白峰の集落は昔は経済的に豊かだったのだろう。
白峰が単なる山奥の集落だったらこないところであるが、ここは温泉がある。ここのお湯は肌がすべすべになって気持ちがよい。今日は若い男性が非常に多かったのだが、スキー場に来ている人のようだ。白峰高原スキー場は閉鎖されているのかと思ったのだが、競技専用スキー場として運営しているようだ。
雪にうもれた提灯の雰囲気がものすごくよい。これで雪かきさえなければのー。
福井の実家も80cmの積雪で、雪かきに帰ってこいと電話あり。今からまだ降るようなので、福井でも1m超えるかもしれない。