今日は午後から初詣にいく。ここ14年くらいは毎年小松の安宅住吉神社に行っている。
もう3日目だから人が少なくなっているかと思いきや、結構人が多かった。
安宅住吉神社は、勧進帳で有名な安宅関のすぐそばにある。ということもあり境内には勧進帳を読み上げる弁慶の像があった。
とにかく今年は国家試験に合格しないと今後の人生を歩む上でもまずいので、「とにかく合格させてください」とお願いした。でもまだ何も勉強していないけど。
お参りを済ませた後は、例年の行事である御祓いをうけた。ここの神社で御祓いを受けるのは、他の神社での御祓いとは若干意味が異なる。それぞれの神社で特徴はあるだろうが、ひとつは御祓いの後に「厄除け面」なるお面をいただけるのである。おそらくこの神社だけだと思う。何でも、和紙で作られた面がその家の厄を吸い取るとのこと。厄の多い家では面が黒ずむといわれている。
これが厄除け面。このお面は、関守富樫家に鎌倉時代、約800年前から伝わる翁の面をかたどったものだそうである。例年あまりいいことがないように感じるのだが、自分は厄除け面に守られているのだろうか。ちなみに一昨年はまるでいいことがなかった年で、粘着テープが弱かったのか、霊力なのかはわからないが、何度も厄除け面が落ちてしまい困った。また偶然かもしれないが、国家試験の結果発表の日に、不合格がわかった瞬間に厄除け面がぽとりと落ちてしまったのをみて余計がっかりしたものである。そういうこともあり、昨年からは耐震用の粘着シートで貼り付けるようにしたら、昨年は一度も落ちなかった(試験には落ちたけど)。
もうひとつは難関突破祈願をしてくれる神社である。これは勧進帳の伝説に由来するものであるが、合格祈願などをする人が多く訪れる神社である。今年は合格祈願の御祓いをしてもらった。
畏れ多くも、神社本殿に飾られている勧進帳の絵馬を撮影した。本当は御祓いの時に巫女が踊る瞬間も写真に収めたかったのだが、罰が当たりそうでやめた。ストロボを使わなかったので手ぶれしてしまった。
神社の裏が安宅関址である。今日は昨日にまして寒かった。
冬の日本海。昨日の琵琶湖とは全然違う。しかし日本海の荒々しさを見て、多少元気が出たのは気のせいか。
初詣というのは、言い方は変だが、保険に入っているという感覚である。いわば神様という得体の知れない存在に対してご加護を受けることを期待して詣でるわけである。毎年結構な金額を安宅さんには振り込んでいるのだ。まあ、それでも1年間無事に過ごせるのであれば安い金額かもしれない。
とにかく今年は試験に合格しますように。