今日は何となしにトレッキングがしたくなり白山ろく方面へ。昨日は雨だったがここ数日の猛暑を経験した後では、とても金沢近郊の山は暑くて登れんのー。
当初岩間噴泉塔群に行こうかと思っていたが、岩間方面の手前で急に気が変わって、白山スーパー林道に行く。なんせ気分屋だからのー。今の時期は白川郷まで全通していないのだが、逆にそれが幸いし、車の少ない林道を快適にドライブできてよかった。
気が変わったのには訳があり、以前紅葉シーズンに三方岩岳に登ろうと思ったことがあったのだが、大渋滞で断念したことがあるからだ。今日は無事駐車場にたどり着いたが、それでも10台以上の車が止まっており、そのほとんどが三方岩岳に登りに来ていたようだ。
とがの木台駐車場より。6月のこの時期は白山に雪が残っていて見ごたえがある。やっぱ白山は白くないと。
岐阜県境を少し超えたところにある三方岩駐車場に車を止めて、登山開始。2~3か所残雪もあったが、思った以上に道が広く歩きやすい。
山肌が白く色づいているのがとてもきれいで感動した。新緑との相性もいいですね。
白い山肌の正体。タムシバでした。平地では3月下旬に咲いているが、標高1500mにもなると6月に咲くんですねー。
相変わらず心肺機能が弱いので、ぜーぜー言いながら登る。でも今日はそれほどきつい道中ではなかった。但しフェーン現象か時々熱風が吹きつけて気味が悪かった。標高1500mなんだけどねー。
ここまで来ると山々を見下ろす景色に変わってきて、見晴らしもよくなってきた。奥に見える水面はもしかしたら荘川ダムだろうか。
正味40分程度で山頂の三方岩岳に到着。先着の2人組の方と軽く談笑。帰りに立ち寄りで入った中宮温泉旅館でも偶然遭遇。京都からドライブに来ていたとのこと。
ハイマツ林の真ん中に設けられた山道。最初ハイマツって、高いところ(HIGH)に生える松のことを言うのかと思っていたが、そうではなく、這い松なんだそうです。
1時間前ははっきり見えていた白山がすっかり雲に覆われてしまった。雲っていとも簡単にできるんですねー。少し残念。
正味1時間20分程度の登山だったが、もう少しだけ余力があったので、過去に行きそびれていた親谷園地に足を運ぶことにした。
姥が滝の眼前に露天風呂があるので知られているが、今日行きたかったのは、本来であれば岩間に行って見るつもりだった「噴泉塔」が見たかったのである。
蛇谷渓谷に沿って20分程度歩くと・・
日本の滝100選にも選ばれている「姥ヶ滝」に到着。それにしてもスーパー林道沿いにはいろいろな滝がある。老婆が白髪を振り乱しているように見えることから名づけられたとのこと。
こういう景色は大好きなんだよねー。
姥ヶ滝よりさらに1~2分奥に行くと、お目当ての品が現れた。
見にくいのだがわかるかな?突起状のところからお湯が噴出しているのが。これが噴泉塔である。
全国的に見ても珍しいものだそうです。
見ていて変な想像をしてしまうのは筆者だけ?
川の対岸にあるこちらの噴泉塔のほうが湯気も出ていてわかりやすい。ちなみに岩間にある噴泉塔群は国の天然記念物に指定されているとのこと。
ということで今日の結論。白山スーパー林道に行くのであれば、車の少ない今がお勧めです。料金も少しだけ安いしね(それでも2,440円取られた、高いのー)