結局シルバーウィークは何もしないで終わった。仕事がたまっているから会社にでも出ようかと思ったりもしたのだが、行かないよなー。せめて何かしようと思ったのがプール。月、火、水と3日連続で通ったので、少しは体力がついたかなと思う。最近は水中ウォーキングがメインだが、特に横歩きが腰痛改善に効果があることがわかって、水中で体をくねくねしながら歩くと結構面白いものだ。
写真は金沢市営プールがある泉が丘の総合運動公園である。総合運動公園といいながら、広場は少なく、陸上競技場、球戯場、プールで敷地のほとんどを占めているので、少なくとも憩いの場とはいいがたい公園である。
正面の噴水。案の定水が出ていない。
広場の手前に大きなスダジイがある。ここの広場はそれほど大きくないが、木はでかい。
この日は人があまりいなかったが、犬の散歩などで人が来るのを見かける。
市営球技場。たまにラグビーやアメフトの試合を行っている。ちょっと暇つぶしに試合を覗けるともっと楽しい公園になるのだろう。
奥にバラ園がある。まだ咲きはじめということもあるが、あまりぱっとしない。筆者は過去に京都府立植物園のバラ園も見たことがあるが、あそこのバラ園もデザインがいちいちだったような印象がある。バラが満開の時期はともかく、そうでない時期の園内の修景をどうするかが公園の魅力を高めるポイントではないだろうか。
下の写真は、昨年夏に行った、うつぼ公園(大阪)である。大阪在住時代何度か来たことがあるが、数年前にリニューアルされた。
バラの植え方が金沢のバラ園とは違う。一言で言うと、自然に溶け込ませている点が大きな違いか。要するに、バラが咲いていない時期でもそれなりに見栄えがするよう工夫がなされている点だと思う。また、西洋のバラ園の影響か、変にシンメトリー、整形された花壇にバラを植えているケースが多いように感じるが、うつぼ公園は配置も自由である点が大きい。
中にせせらぎを設けたり、下を芝生で修景したり、歩道部分の舗装にも気を遣っている。
全体的にのどかな雰囲気となっており、都心にありながら憩いの空間を創出するのに成功している。大阪はそれほど緑の多い場所ではないが、人口が多いからか、公園緑地に求められる役割も大きいのだと思う。特に景観、レクリエーション(アメニティ)の視点に配慮して創られた公園が多く、金沢の公園よりも親しまれているのではないだろうかと感じる。金沢の公園は、兼六園周辺を除くと基本的に魅力に乏しい気がするが、公園のリニューアルも進めながら市民に親しまれる公園緑地を整備してほしいと思う。