今年の初詣は、喪中と言うこともあり、神社ではなくお寺を中心に参拝(あと町歩き)した。
2026新春初詣(その1)知恩院、大谷祖廟へ - ROKUZAEMONの諸行無常
今回は東山界隈を散策(参拝)したわけだけど、学生時代は京都の西(しかもはずれ)に住んでいたのであまり東山界隈は来たことないんだよね。社会人になってからもあまり行った記憶はなく、およそ9年ぶりだったりする。今回行かなかったけど、清水寺も学生時代に1回行ったきりだし。今更ながら思うのは、もっと学生時代に京都観光しておけば良かった。
といいながら、東山界隈をぶらぶら歩いているだけで結構歩いた。坂も多いのでなおさらである。京都駅まで歩いたのもあったけど、5時間滞在で2万歩達成しました(疲れた)。観光客の皆さんは結構体力あるんだなあと感心。
■石塀小路
せっかく東山界隈に来たので、久しぶりに石塀小路に行ってみようと思ったら、なんと「NO PHOTO」。私道につき写真撮ってはダメになってしまった。なので写真無し。
ここは本当に雰囲気のある通りなのでつい写真を撮りたくなるんだけど、よほど迷惑行為でもあったんだろうねえ。ちなみに筆者も、とある地方で古い町並みを撮っていたら、住民から「何撮っているんですか!」と言われたことがある。やはり住民と観光客との共存は考えないといけない。旅人の方が謙虚であるべきなのは当然なのだが、ついうれしくなってグイグイ行っちゃうんだろう(反省)。
といいながらも、何も写真がないのは寂しいので、9年前に撮った写真を掲載します。




2017年3月撮影。日中撮影したんだけど、夜になったら、行燈の灯りがさらに良い雰囲気を醸し出すのだろう。写真撮っておいて良かった。
■八坂庚申堂
ここは八坂の塔周辺を歩いていてたまたま立ち寄った。



このカラフルなお手玉みたいなものがたくさん飾ってあった。これは「くくり猿」というらしい。今の今までこれは「さるぼぼ」だと思っていたのだが、どうやら「さるぼぼ」は猿の顔があるものを言うらしい。ちなみに神社の大幟の下に、おもりとしてつける布製の赤いものも「さるぼぼ」だと思っていたんだけど、そちらは「幟玉」が正式名称とのこと。


お堂の中と香炉には「見ざる言わざる聞かざる」の三猿が。
庚申堂と言えば、魔除け(厄除け)のお寺なので、厄払いをお祈りしました。
すぐ近くには八坂の塔が。さすがにこのあたりは観光客でごった返していた。
■六波羅蜜寺
ここも実は初めて訪れた。以前寺の前を通ったことはあるんだけど、入ったのは初めてである。
六波羅蜜寺は、平安時代に市聖で知られる空也上人によって開かれたお寺で、寺の名前よりこの辺り一帯が「六波羅」と呼ばれていた。平家の六波羅第とか鎌倉時代の六波羅探題とか日本史では必ず出てくる地名だけど、町名としては残されていないっぽい。但し、一体を「六原地区」と呼ぶみたい。
境内は狭いのだが、ものすごい参拝客だった。


何をそんなに並んでいるのかわからなかったが、「稲穂」を求めて行列が出来ているとのこと。稲穂とは、弁財天吉祥初稲穂のことで、福を呼び込む縁起物として人気が高いみたい。自分も並ぼうかと思ったが、何せ喪中なのと、大谷祖廟にて「浄土真宗にはお守りはありません」と言われた後だったのでやめておきました(お守りは授かりましたけど)。

「お参りしたい人は奥に進んでください」といわれて並んだ先にあったのが、銭洗い弁財天やら水掛不動尊やら数体。銭洗弁財天の前では、まず100円玉を取り出してお水で清める。自分は100円玉だが、お札に水を掛けている強者もいた(どうするんだ?)。清めたお金は使わずに貯めておくようにとのこと。
その横の水掛不動尊は勝運に御利益があるとのこと。これは別の人が水をかけている様子だが、筆者は下手くそでうまく顔に水がかからなくて困った。それどころかカメラに水を掛けてしまい焦った。

その横では、皇服茶(おうぶくちゃ)というお茶を頂いた。京都ではお茶の中に昆布と小梅が入っていて、無病息災を願って正月三が日に飲む風習があるとのこと。何でも空也上人が疫病がはやったときに病人にこのお茶を飲ませたとのこと。
筆者も最近免疫が落ちてきており健康を祈願して頂いたのだが、正直あまり好きな味ではない・・特に梅が大の苦手で・・申し訳ありません、残してしまいました。

本堂の様子。※直前に水掛していた影響で、カメラに水滴がついてしまった
朱塗りの鮮やかな建物で、てっきり新しい建物かと思ったが、室町時代建造で、重要文化財にもなっているとのこと。じっくり建物を見たかったのだが、人が多すぎて断念した。
もう1箇所、奥に令和館という文化財収蔵庫があり、そこにはかの有名な空也上人像や平清盛坐像などが展示されていた。初めて実物を見たが、ものすごく感動した。そんなに大きな彫像ではないのだが、表情がかなりリアルというか。昨年広隆寺の弥勒菩薩を見たときも感動したけど、空也上人像もかなり感動した。空也上人像を見るだけでもこのお寺に行く価値あり。しかしこれだけ有名な彫像が国宝ではないことにもびっくり。何か理由でもあるのか?
但し写真撮影不可なので、画像を見たい人はHPを参照。
境内には清盛塚などもあったみたいだが、人が多すぎてしっかりと参拝できなかった。日を改めて(人が少ない日をめがけて)もう一度参拝したいと思います。
■真宗本廟(東本願寺)
東本願寺は京都駅から徒歩で行ける好立地だが、筆者は六波羅蜜寺から歩いてきたのでまあまあ時間がかかった。
東本願寺は、宗派(お寺)がお東ということはさておき、京都駅から近いといった立地的要因で何度か訪れたことはあるが、ちゃんとしたお参りは2回目である。1回目は祖母の納骨の時。なお門徒の人は、ここか大谷祖廟のいずれかで納骨を行うことができる。

照明の門は御影堂門という。重要文化財。


門の天井にあるこの釣燈籠がキンキラキンで目を引く。


これは阿弥陀堂門(重文)の門扉。これも金ピカだなあ。先に訪問した知恩院とはかなりお寺の印象が異なる。この金ピカ具合が家の仏壇を見ているようで個人的にはなんとも。



御影堂(重文)の様子。知恩院もそうだったけど、大きい建物である。中は外と異なり結構簡素な(というかがらんとした)雰囲気だった。もっとも東本願寺は本山でもありしっかりお祈りしました。

今日日、スマホでお賽銭なのか。何か違うような気もするが。

手前が阿弥陀堂、奥が御影堂。
ちなみに、昔祖母の納骨に来たときには(10年以上前なのでうろ覚えだが)視聴覚ホールとかいうRC吹き抜けの建物 ※実際は地下 の中で法話を聞いたような気がした。東本願寺にこんなモダンな建物があるかと驚いたのを思い出す。建築は高松伸(監修)とのこと。建築に興味がある人は一回入ってみても良いのではないでしょうか。
・・ということで、正月に神社に行かないのは初めてではないかと思うのだが、お寺巡りも案外良いのではと思う。特に人が多すぎないのが良い。もっとも筆者みたくお守りを求める人は神社の方が良いかもしれない。