ROKUZAEMONの諸行無常

田舎でひっそりと暮らしています

2026新春初詣(その1)知恩院、大谷祖廟へ

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。

今年の年末年始は未だかつてないくらいぐうたらした日を送っていて、出かけたのが正月2日だけだったのだが、たまにはこういう正月もいいかも。

昨年父が亡くなって、四十九日は済んだとはいえ、まだ喪中ということで、今年の正月はおせち料理も無し、しめ飾りも無しということで、まあまあ寂しい正月を送っているんだけど、やはり正月は初詣に行きたい!ということで、今年の初詣は『お寺』に行くことにしました。

ちなみに筆者の家は浄土真宗大谷派(いわゆる東本願寺の方)なので、東本願寺とそれに関連するお寺を中心に何ヶ所か参拝することにしました。

■知恩院(浄土宗総本山)

自宅(福井)の最寄り駅から各停(敦賀まではハピライン、米原経由で米原から新快速)で山科までのんびり移動。なお目的地の知恩院に行く場合は、京都駅よりも山科駅から地下鉄東西線に乗った方が早くて近かったりします。ちなみに、山科駅は湖西線経由の料金が適用されるため、1駅手前の大津駅よりも運賃が安かったりする。知恩院へは地下鉄東西線の東山駅から徒歩5~6分で到着。

知恩院と言えば、浄土真宗開祖である親鸞の師にあたる法然上人が開いたお寺であり、系統的には祖先?みたいな関係なんだろうということで、まず手始めに知恩院を参拝した。

正門に当たる三門ではなく、北側にある黒門より中に入る(地下鉄からだとこちらが最寄り)。

黒門より石敷の階段を上っていくわけだが、塀といい石垣といい重厚な造りとなっていて、何というかぱっと見お城かと思うような雰囲気が感じられる。徳川家康によってお寺の拡張(造営)が行われたそうだが、軍事上の目的もあるのかもしれない。

知恩院は以前1回来たことがあるのだが、そのときは方丈庭園の見学がメインだったのと、伽藍の中心に位置する御影堂が大修復中だったので、境内全体のイメージがほとんど印象に残っていなかったのだが、今回はほぼ全体の様子を窺うことができた。

阿弥陀堂

御影堂(国宝)

御影堂から集会堂につながる回廊(鴬張りの廊下)。

建物内部の撮影はできないが、御影堂、集会堂のなかでご本尊も拝むことができました。

順番が逆になったけど、お線香の煙で身を清め、無病息災と厄除けを祈願。

三門の手前には、金色のリング(オブジェ)が鎮座。大阪・関西万博のアイルランド館に飾られていた彫像「Magnus RINN」が期間限定で展示されている。

こちらが正門となる三門(国宝)。

訪問自体は2回目とはいえ、しっかりとした参拝目的は実質初めてみたいなものなので、これだけでも来て良かった。

◆浄土宗と浄土真宗の違い(ズブの素人による勝手な解釈)

ところで、浄土宗と浄土真宗は何が違うのか。正直素人なのでよくわからないのだが、

浄土宗は、念仏(南無阿弥陀仏)を唱えれば、極楽浄土に行ける、かつ浄土で仏になることができる(これを「自力念仏」という)。念仏を唱えることが大事だそう。

浄土真宗は、「南無阿弥陀仏」と唱えれば、必ず極楽浄土に行くことが約束される(これを「他力本願」という)。

これだけ聞くと、浄土真宗はちょっと都合良すぎるような気もする?個人的には浄土宗の教えの方がしっくりくる。

■大谷祖廟

知恩院(三門)から円山公園を通って、徒歩5分程度で次の目的地である大谷祖廟に到着。

ここは東本願寺の飛び地境内に位置する場所で、親鸞上人の廟所(お墓)のある場所である。どうしてここに来たかというと、東本願寺関連の場所ということよりも、父親の納骨をここで行いたいと考えているので視察も兼ねて馳せ参じたというところか。

この場所の存在は正直今まで知らなかった。というか、近くに「大谷本廟」という場所があり、そちらのことかと思っていたのだが、どうやら「大谷本廟」は、西本願寺の所管とのこと。

境内案内図

まあまあ長い石畳の参道(東大谷参道)を渡ると、

総門に到着。

さらに階段を上ったところに本堂が。

さらに階段を上ったところに・・

ようやく親鸞聖人の御廟がありました。

大谷祖廟に参拝に来られる人は、他の寺院とは明らかに異なり、おそらく家が真宗(お東)の人で、かつ筆者のように納骨を考えているような人が多かったような気がする。というのも、皆さん数珠を持ってお参りしているんだよね。墓地もあるからお墓参りに来られる人も多いのかも。ご先祖様か阿弥陀仏かはともかく、参拝される人の信仰心の深さを感じることが出来た。納骨の際には忘れずに数珠を持参せねば。

これは「和願愛語(わげんあいご)」という仏教用語で、要はカリカリするな、優しく明るく接するようにといった意味と解釈しました。(合ってる?)

◆浄土真宗にはお守りがない!

筆者は神社仏閣を訪れるたびに必ずお守りを授かるのだが・・

知恩院にて。

「お守りほしいのですが。家は真宗だけど大丈夫ですかね?」

すると、「うーん、本人がお守りと思えばいいんじゃないんでしょうか」

お守りはいただけたのだが、なかなか微妙な受け答えだったんだよね。

そして、ここ大谷祖廟にて。

「お守りほしいのですが」すると、

「真宗のお寺にはお守りはございません」

ええっ!そうなんだ!知らなかった。

真宗のお寺にお守りがない理由はこちらを参照。

浄土真宗入門コラム -○○ってどういうこと?- | しんらん交流館HP 浄土真宗ドットインフォ

一部引用すると、
しかし、本当に効力があると思っている人はどれだけいるでしょうか。願ったとおりにならなかったからといって、お守りを買った先を訴えたという話を聞くことはあまりありません。お守りが気休めでしかないことを実はわかっているのです。わかっていながら、軽い気持ちで、だんだんとはまり込むのです。

https://jodo-shinshu.info/category/introduction_column/

今まで筆者(自分)が行ってきた事が全否定されるような気がして、正直ショックだった。まあ、この後他のお寺でお守り授かりましたけど(苦笑)

とまあ、こんな形で信仰心のなさ(&無知)を露呈する結果となったわけだが、仏教のことを少しでも知るきっかけとなった事は良かったと思う。

 

他にも参拝したお寺があるので、残りは後編で紹介します。