ROKUZAEMONの諸行無常

田舎でひっそりと暮らしています

えちごトキめき鉄道 国鉄型観光急行と「再会」?

今年のGWは、ダイエットウィークと称して近所の山にばかり登っていたのだが、今日は何となく出かけることにした(何が何でも出かけたかったわけではないのだが)。

行き先は、新潟県の直江津。

なんとなしに出かけたのと、昨晩あまりよく眠れなかったのもあって、行きの新幹線道中はずっとうとうとしていた。

福井から北陸新幹線で上越妙高まで。新幹線開通前は直接直江津に行けたのだが、今となっては上越妙高から3セクのえちごトキめき鉄道に乗り換えないと行けない。しかも、福井駅では上越妙高から直江津までのきっぷが買えないという。昔新潟までのきっぷは福井駅で買えたんだけど、3セク区間だけだとダメなのか?乗り換え時間があまりなかったので正直焦った。

あと、在来線(3セク)の上越妙高駅は、一旦改札の外に出ないといけないので、初めての利用者はもしかしたら戸惑うかもしれない。

それで、ホームに降りたら思った以上に人がいて、何かと思ったら・・・

観光リゾート列車の「雪月花」だった。

上越妙高発だったみたいで、多くの観光客が乗り込んで行かれました。

ちなみに車両デザインは、建築家の川西康之氏によるもので、最近だとJR西日本の車両を結構手がけているイメージがある。

ちなみに筆者が乗り込んだのは、雪月花ではなく特急しらゆき。

しらゆきに乗車したのは、6年前に新潟に行った時以来、2度目である。

料金は運賃340円、特急料金280円、計620円なり。

上越妙高から直江津の間は意外と離れており、距離にして約15km、所要時間も15分かかかった。

直江津駅で降りるのは初めて。鉄道系youtuberさんの動画では何度か見たことがあるけど、結構感動したりして。

それで、駅前のロータリーにある「直江津庵」という蕎麦屋で「謙信そば」なるものをいただく。(建物の外観写真取り忘れた)

岩のり?とげそ天とたまごがトッピングされた一品。620円でした。

げそ?と思いながら食べたけど、思った以上にげそがおいしい!うまみが凝縮されているというか、味がしっかりしていておいしい。

お腹も満たしたところで、ようやく本日のお目当ての電車を乗りに行く。

いやー、なつかしい。

ヘッドマークは「再会」だった。
確かに再会かもしれない。もっとも北陸本線沿線住民とすると、当時は急行「くずりゅう」「ゆのくに」だったのだが。

このなんとも言えない色彩(国鉄急行色っていうのかな)が特になつかしい。
「市振」の文字も国鉄時代のフォント。

車内はこんな感じ。青のモケットに更新されていたが、昔もこんな感じだったっけ?

座り心地は思った以上にふかふかだった。子供の頃はボックスシートは硬くて乗り心地悪かったイメージしかなかったのだが、昔もこんな感じだったのかな?

あと、トキてつの電車なんだけど、JR西日本っぽさも感じる。

昭和37年というと、1962年なので、63歳ですか。これは確かに古い。

あと、「松任工場」の文字もあるので、間違いなく福井でも走っていた車両だと思う。

この電車は市振行きだったが、乗り換えの関係もあるので糸魚川まで、約1時間乗車。

GWなので、メチャクチャ混んでるのでは?とも思ったのだが、そこまででもなかった。それでも東京から来ている家族連れとかもいたっぽい。

日本海の景色を楽しみながらのんびりとくつろぐ。

昔の車両なので、窓を開けることが出来て風を感じることができたのもよかった。

ちなみに、筆者が小学生の頃に、「急行くずりゅう」「急行ゆのくに」として運用していたのだが、家族で京都まで「急行ゆのくに」で出かけたのはものすごく覚えている。ボックスシートだけど満席だった。湖西線経由でなく米原経由で京都に行ったのも覚えている。

あと、小学生低学年?だったかと思うが、当時(早朝だったと思う)最寄り駅に10両編成の車両がやってきて(早朝だったからか普通電車として運用されていたみたい)、そのうちグリーン車自由席が連結されていて、わずか数分だったが乗車したのを覚えている(グリーン料金は払わなかったと思う苦笑)。転換クロスシートだったような気がする。昭和50年代の思い出です。

途中でJR西日本の223系っぽい車両とすれ違い。ちなみにこの車両は気動車らしい。直江津-糸魚川間は、交直両用車両が必要なので、メンテなども考えてあえて電車ではなく気動車にしたらしい。

途中の能生で数分停車したので改めて電車を撮影。

反対側のヘッドマークは「復活」だった。

しかし、ヘッドマークは「復活」だったけど、なんだか塗装はボロボロ・・

復活とは言いがたいような(苦笑)もしかしたら来年は走っていない可能性もあるな・・

あと、475系ではなく455系なのか。よくわからなかったので調べたところ、455系は元々東北で走っていた車両で、475系が北陸で走っていた車両らしい。交直両用車両の周波数が、455系は50Hz、475系は60Hz対応とのこと。

・・ということで、約1時間、あっという間の乗り鉄旅行でした。

あちこち出かけるのも良いけど、こういう旅行もありですね。いわゆるクルージングってやつ。

ちなみに直江津-糸魚川間の運賃は900円で、今年からは急行料金無しで乗車できます。いつまで乗れるかわからない電車だと思うので(見るからに満身創痍)、乗りたい人は早めの乗車をおすすめします。

 

■おまけ

直江津駅に、国鉄型車両の「ニセモノ?」もいた。

いわゆるラッピング車両だが、本物よりも色味が濃くて見分けが付きます。

※調べたら、どうやら「新潟色」の塗装を再現したものらしいです。