ROKUZAEMONの諸行無常

田舎でひっそりと暮らしています

福井からサンダーバードに乗って、”カプリ島”のビーフシチューを食べに行く~まさか閉店するとは~

3月10日、もうすぐ2ヶ月経つのか・・月日が経つのが早い。その日は北陸新幹線敦賀開業前の最後の日曜日だったのだが、JR沿線住民として、最後にサンダーバードに乗っておこうかという軽い気持ちで福井駅から金沢駅までサンダーバードに乗車(乗り納め)した。

12時35分発の和倉温泉直通のサンダーバードの自由席に乗ろうとしたら・・

撮り鉄だらけ!(かくいう筆者も写真撮ってますが苦笑)

車内も何とか座れたが、当然通路側で、さすがに中の写真は撮れなかったなあ。

金沢駅にも当然ながらたくさんの撮り鉄がいらっしゃいました。

この行き先表示は貴重だから撮っておいた方が良いのかな(苦笑)

なんだかんだ筆者も撮り鉄してしまいました。

ということで、せっかく金沢まで来たので、久しぶりにカプリ島のビーフシチューが食べたくなり、金沢駅から武蔵まで歩くことにした。

アーケード上の時計が消えている!

このビル、金沢スカイビルというのが正式名称だと思うのだが、昔で言うところの名鉄丸越百貨店、今で言うところの金沢エムザが入居しているビルです。1973年建築なので築51年、結構年季入っています。武蔵が辻市街地再開発事業の一環で建てられた、当時は最先端かつ最も高い建物だったとのこと。
このビルには結構思い出があり、35年以上前、当時筆者は福井市在住の高校生だったときの話だが、一人で電車に乗って金沢大学(当時は金沢城内にキャンパスがあった)のキャンパス見学に行ったのだが、当時の近江町市場や武蔵界隈(特に地下道)を通って、なんともレトロな感じだったのを覚えている。

そんなレトロな界隈が、令和の今でも残っている。それが『コロナロード』である。

ビルの裏手というか、正式に言うと「武蔵スタジオ通り」沿いに入口はある。

2024年3月時点では6件営業している(みたい)。

ちなみにこちらは今から13年前(2011年)時点の入口の案内。13年前で8件営業。

階段に取り付けられている照明がいかにも昭和。

中はこんな感じ。圧倒的に閉まっている店が多いのだが、これは13年前からあまり変わっていないというか。むしろよく生き残っているなあといったところか。

お目当てのお店がこちら。「カプリ島」というお店になります。

実はこの店には13年前に来たことがあり、そのときの様子を過去のブログで取り上げている。過去のブログでも書いたのだが、たまたまその日に地元のテレビを見ていたら、カプリ島のビーフシチューを特集していたので、すぐに食べに行ったのを覚えている。

着いたのが午後2時前だったのだが、お店は結構人がいたので、中の様子がとれなかった。ということで、以前撮った写真を代わりに載せておきます。

当然以前と中の様子は変わっていなかったのだが、椅子とかが結構へたっているというか、モケットもボロボロだったのは気になった。

こちらが注文したビーフシティー定食。2,000円。
ちなみに13年前に来たときの値段は1,780円だったみたいなので、ほとんど変わらない値段で頂いたことになります。

お肉がトロトロで、シチューがコクがあって濃厚、ご飯にかけてもおいしい、本当言うことのないおいしさで、これを食べただけでも金沢に来た甲斐があったというものです。もっとも、マスターがえらくカリカリした感じがしていて、そこだけが少し気になったかなあ。

 

・・・あれから約1ヶ月、どうやら閉店したとのこと。

ちょっと信じられないのだが、たまたまだが閉店前に食べることが出来て本当に良かった。この店は知る人ぞ知る名店だったと思うので、残念でならない。あと、コロナロードは存続しうるのだろうか。そちらも心配である。

金沢の思い出の場所がまた一つ消えていく・・