ROKUZAEMONの隠遁生活

まち歩きしながら感じたことを中心に書き留めています

雪見障子のガラスを和モダンな雰囲気にリメイク!-富山ガラス工房の作家に製作してもらいました-

少し古い話になるが、今から約5年前、金沢から福井の自宅(築90年の古民家です)に戻ったとき、寝室(和室)と廊下の間に入っている雪見障子のガラスが何枚か割れた状態だったので、雪見障子のガラスを交換することにした。

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元々の雪見障子(本来障子戸が4枚入るところだが、右側2枚はガラスが割れた状態だったので暫定的にふすまを入れている)

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ガラス部分拡大

うっすらと風景画が描かれている、4枚とも違う画像となっている。

具体的には、建具屋で雪見障子の漆を塗り直してもらうと同時に、ガラスも交換してもらう内容だったが、建具屋への指示が悪かったのか、元々無理な話だったのか、ガラス戸でなく、なんとアクリル板が入った状態で戻ってきた!

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これが当時の写真

裏に和紙が貼ってあるのが超絶かっこ悪い。

これはさすがに耐えられないレベルだったので、ネットや電話で雪見障子のガラスをいろいろ探してみたのだが、どうも市販では入手が非常に困難だということがわかった。(簡単に言うと、昔と違って商品の需要と供給がないみたい)

 

そこで、ダメ元で富山(呉羽)にある富山ガラス工房の工芸作家さんに雪見障子のガラス製作を依頼することにしました。

作成していただいたのは、北村三彩さんという作家さんです。

https://toyama-garasukobo.jp/artist/entry/599-pc.html

 

製作に先だって、筆者なりに写真をいろいろ加工して案を作ってみたりもしたが、やはり素人というか、デザインセンスがないのでしょーもない案しか作れないんだよね。

 

■筆者が作成した案(フォトショップで作成しました)

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ガラスのみ枠無しver.

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板ガラス枠無しver.

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枠に市松模様を入れたver.

 

・・これらは当然ながら却下され、作家さんの方で数案程度作成してもらいました。実際の制作を含めると2ヶ月くらいは掛かったと思う。正直お金にもならないのにいろいろ付き合いいただき申し訳なかったです。

 

こうしてできたガラス戸はこちら。

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拡大写真

シンプルだけど味がある、和モダンな感じに仕上がって、頼んで本当に良かったと思う。ガラス面の一つ一つが違うデザインだけど連続しており、全体で一つのデザインとして仕上がっている。唯一無二のオリジナルである。既製品ではこうはならない。作家さんに依頼しないと実現不可能だった。

特に外からの光で模様が浮かび上がる感じが本当に素敵で、我ながら非常に良い買い物だったと思っている。

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照明をつけた時の雰囲気

これはこれで悪くない。暖色系の照明と相俟って、雪見障子が非常に良い雰囲気を作り出している。

 

・・ということで、手前味噌ですが自宅の雪見障子のガラスを紹介しました。

今時自室に雪見障子なんか入っている人はほとんどいないと思うけど、こういうのはなくしたら最後、頑張って残していかないといけないと思う。