ROKUZAEMONの隠遁生活

まち歩きしながら感じたことを中心に書き留めています

越後高田 雁木の町並みを歩く

前回のブログで、上越妙高から新潟までの特急しらゆきについて書いたが、車両の古さもさることながら、本数が少なくて困った。1日5便しかなく、新潟7時発の次が10時、その次が13時発といった具合で、3時間に1本しかないので、何時に帰ろうか思案していたのだが、たまたまホテルの人に、「直江津や高田までならバスがありますよ」と言われ、予約なしで乗れるとのことだったので急遽高田までバスで帰ることにした。

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なんとも昭和な感じの新潟駅。昔の福井駅を思い出す。

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交差点を渡ったすぐのところに高速バス乗り場がある。

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元々10時21分発特急しらゆきで帰るつもりだったが、9時40分発高田駅前バスに乗ることにした。高田駅前までなら12往復ある。

定刻通り発車して、途中一度トイレ休憩を挟んで2時間10分程度で到着。特に遅れることはなかった。

個人的に高速バスってあまり乗ったことがなかったのでわからなかったのだが、2時間程度の乗車であれば高速バスは普通にありだと思う。乗っていて疲れないし、むしろ車内はJRよりもきれい。座席は少々窮屈ではあるが、シートはリクライニングシートなので普通に座れるし、車両が新しい。

何よりも予約なしで乗れて、しかも料金もめちゃくちゃ安い。新潟から高田まで、特急(自由席)利用の場合は4,510円なのに対して、バス料金は2,000円。しかも、交通系ICカード利用の場合は(たとえばsuicaでも)15%引きということで、1,700円で乗車できる。差額にして2,810円、62.4%も安い!これでは鉄道は勝負にならんわ。

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高田駅。高田には過去2回訪れたことがあり、1回は仕事、1回は観光(長野に行った途中に立ち寄り)で来たことがある。新幹線の乗り継ぎもあったので、正味40分しか滞在できなかったが、せっかく高田に立ち寄ったので、雁木の町並みが見たくなり、急ぎまちなかを散策することにした。
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駅前からアーケードを渡って1本目の通りを渡ると、

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ぱっと見飲み屋街っぽい通りに出たのだが、

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いやー、懐かしい。平成17年に一度歩いたのだが、それ以来である。

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軒下はこんな感じ。アーケードっぽい通りだが、一番大きな違いは個人の敷地(民地)であり、歩道ではないということ。新潟は豪雪地帯であるため、冬場の悪天候時に、雨や雪を気にせず歩けるように、軒(庇)を大きく出して、その下を歩けるようにしたもので、高田や栃尾、糸魚川などに残っている(糸魚川は先般の大火でもしかしたらなくなったかもしれない)。青森では「こみせ」と呼ばれていて、黒石のこみせは重伝建にも指定されている。

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屋根の上にはしごがかかっているのも特徴だと思う。屋根の雪下ろしに必要なのだろうか。

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古い町家も残っていた。(公開中だったが、時間がなかったので入らず)

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軒下というか、犬走りというか、玄関口が石敷なのが風情があってよい。

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雁木の通りと飲み屋の看板が意外にマッチしている(笑)但し軒下の通りは段差があってがたがたで、とてもじゃないがバリアフリーの街ではない。

今で言うと、民間の敷地をセットバックしているようなもので、民地でありながら公共性の高い空間でもあるので、このあたりは行政の方でも対策を考えてもよいと思うのだが。

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ソファまで置いてありました。

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この何というか、迷路に入ったような感覚は、大人よりも子供にとって楽しそうな感じがする。
平日のお昼に歩いて、人っ子一人おらず裏寂れた感じはなんとも否めないのだが、町歩きが好きな人には是非一度訪れることをおすすめしたい。高田の街全体で延長16kmもの雁木の街が連なっているとのことで、筆者が歩いたのは駅前(しかも飲み屋街)だったが、雁木の街の風情は十分堪能することができた。