ROKUZAEMONの隠遁生活

まち歩きしながら感じたことを中心に書き留めています

長崎の洋館

先日近江八幡に行ってわかったのだが、金沢から近江八幡まで日帰りの場合、高速代(ETC割引)+ガソリン代+飲食その他で15,000円かからないのに対し、2泊3日長崎の旅は、飛行機代+長崎までの交通費(電車もしくは・レンタカー)+ホテル代+飲食その他で7万~8万円もかかるのである(夜遊び代は除く)。JR+宿泊セットにすると、あと1万円程度安くなるのだが、移動に半日以上かかることになり、それはそれでしんどい。かといって、45日以上前に予約すれば、飛行機でもあと1万円程度安くなるのだが、計画的な人間ではないので、ちょっと無理かのー。そう思うと、遠くに1回行くよりは近場に4回行ったほうがいいじゃないかとなるのだが、人間たまには遠くに行きたくなるのである(イタリアにも行きたいしのー。でも既にお金がなかったりして)。

なぜ長崎を選んだか、理由はいろいろあるのだが、冬の九州は金沢よりも暖かいだろうと予測したこと(しかし朝晩は普通に寒かったのー)、修学旅行で訪れて印象に残っているオランダ坂が、がっかり名所と呼ばれていることの検証がしたかったこと、国の重伝健にも指定されている東山手・南山手のまちなみ、特に洋館をいろいろ見て回りたかったことなどあるのだが、特に洋館については、想像以上にたくさん建てられていて、数だけでいえば神戸北野町以上かもしれない。

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高校の修学旅行のとき、このアングルで撮った写真があって、どうしてもこの場所には行きたかったんだよねー。新年早々修学旅行生らしき人もいる。

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オランダ坂の一番手前にある洋館。東山手13番館というそうな。長崎の場合、洋館は洋館でも、木造建築で、下見板を水色などにペンキで塗っているパターンが非常に多い。ブキリさんという人の家だったそうです。テラスの雰囲気が洋館とマッチしている。

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さらに進んだところにある、東山手12番館。活水女子大学の構内から入ったような気がした。さっきの建物もベランダというか、デッキがあるところがおしゃれ。あと、必ず煙突があるようだ。

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オランダ坂の下側に、7軒程度建っていたかと思うが、東山手洋風建築群。

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確かに洋館は建ち並んでいるが、神戸の北野町とは雰囲気は異なる。塀だけ見れば日本だし。

家の前に、ソテツかシュロが立っているのは、洋館だからというわけではないだろうが、雰囲気を出すのによいアクセントとなっている。

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誰が言ったか、オランダ坂ががっかり名所とは。個人的には全然いいと思うのだが。ここからの景色も雰囲気は出ている。もっとも、オランダに行ったことがないので、オランダらしい風景か否かは定かではないけどのー。

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オランダ坂から下りたところに、孔子廟があった。洋館も多いが、長崎はレンガ造りの建物も多くてよい。ホテルで、サンキューパスポートと言って、市内10施設のうち好きな3施設を1,000円で入ることができるチケットがあるのだが、孔子廟は対象外だったので入らなかった。でも入ればよかったかのー。外側の雰囲気だけでもなかなか良かったけどのー。

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市電の電停を抜け、しばらくすると、なんとびっくり斜行エレベーターがあるではないか。その名も「グラバースカイロード」。

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近くにお住まいの方とエレベーターで一緒になり、いろいろ話を聞く。なんでもこのエレベーターは最近できたもので、これができる前は市民はみんなここを階段で上がっていたとのこと。ひー。

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斜行エレベーターで5階まで行き、さらに、縦に上がるエレベーターがもう一つある。そこを登りきると、何とも景色の素晴らしいこと。「ここにくると皆さん感動されるんですよ」確かにすごい。すごいけど、下から上ることを考えると、とても住む場所じゃないのー。

すぐそばに、グラバー園の入口(第2ゲート)があった。

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グラバー園って、長崎の名所というイメージは持っていたが、園内に何軒も洋館が建ち並んでいるとは思わなかった。神戸の北野だと、1軒入るのにいくらだが、ここは10軒もの洋館が一度見られるわけで、すごく得をした気分になった。この建物は、旧三菱第2ドッグハウスというそうな。

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洋館を手前に、港を望む風景は情緒があふれている。

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これがグラバー邸わが国で一番古い洋風建築だそうな。手前の花壇が景観にマッチしている。

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グラバー園を出たところにある、レンガ壁で覆われた階段。何とも薄暗い雰囲気のだが、個人的には好きな道である。

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ほどなく、大浦天主堂が。国宝である。それほど大きな建物ではないが、かっこええのー。澄み切った空と協会がとてもマッチしている。

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大浦天主堂の敷地内にある、このレンガつくりの建物も、非常に味がある。旧大司教館という建物で、天主堂に先駆けて建てられたそうな。「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一つに挙げられている。

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ホテルの近くにあったレンガ造りの建物。ホテルの近くなのに、ホテルでもらった観光マップには載っていなかった。何ということでしょう。英国領事館だった建物のようだ。

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正面から見るとこんな感じ。国の重要文化財だそうな。しかしどうしてホテルの地図には載っていないのか。

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民間の工場っぽいけど、この建物もなかなか立派だと思う。あと、このレンガつくりの建物の上にもさりげなく洋館が立っている。

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他にも、普通に人が住んでそうな洋館がいっぱいあって、もう少し下調べしてから行けばよかったのー。しかし長崎は、門司港と下関を足した数よりも洋館の数は多いのではないか。長崎は1晩だけの滞在だったが、最低2泊はしないと。飛行機の帰りの時間を気にしたのが失敗だった。歩き疲れたのと、軍艦島に行き損ねたのが悔やまれる。おみくじの「遠方は避けたほうがよろし」とはこういうことかもしれんのー。