ROKUZAEMONの隠遁生活

まち歩きしながら感じたことを中心に書き留めています

水の効能

 金沢という町は、町のイメージもよいし一見とてもよさそうな町に感じられるのだが、いざ住んでみると、いまひとつ物足りないものを感じるのである。いろいろ理由はあるのだが、たとえば車がないとどこにもいけない点、遊びに行くところが意外に少ない点、東京に行くにも大阪に行くにも遠い点、市の広報が各戸配布されない点(市議会だよりなるどうでもよいものは時々送られる)などさまざまだ。公共交通が充実していない上に、中心部の駐車場料金が高く、これでは街に人が来ないのも仕方がない(仕組みとしては、むしろ観光客に便利なようになっているのが現状か)。あと、まちなかに市民向けの広場や公園が少ないのも不満である。えっと思うかもしれないが、兼六園など中心部に極端に緑が多く、一歩郊外に出るとそこら辺の町となんら変わりないのが金沢なのである。

写真は、そんな金沢でも貴重な広場の写真である。正式名称は大和町広場といい、市民からすると、「金沢市民芸術村」という名称のほうがなじみがあるかもしれない。

 

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ここの広場は金沢には珍しくとても大きい。金沢にはこのような場所が本当に少ない。ここ以外では、犀川緑地くらいか?

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もともと大和紡の工場だったが、撤退した工場跡地を公園に整備しなおしたものである。中に残るレンガ造りの建物は、演劇やライブなどの演奏に用いられている。

金沢の悪いところばかり挙げたが、レンガ造りの建物が多いのは良い点である。京都もレンガ造りの建物が多く残っているが、震災、戦災にあっていない点、町並みが残されている点は魅力である。先日掲載した神戸の栄光教会が良い例だが、地震が一番心配される部分である。

 

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芸術村は、特別よく来る場所ではないが、この日はいつもと違うような気がした。しばらくわからなかったが、手前の池に水が張ってあったからか。噴水にせよ水路にせよ、公園内の水を用いた修景施設は管理上の問題で水がないことが多い。筆者が訪れたときは水が張ってなかったときが多かったのかもしれない。

 

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天気のせいか、いつもより水が澄んで見える。曇りのほうが水面が映えるのかもしれない。金沢は用水が多い町だが、おそらくこの水は水道水だろうと思う。でも良い。

 

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こういう広場の水路でも、捨石というか風景に変化(遊び)を入れている。

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造園修景の方法として、水鏡という手法があるが、ここの水の用い方もそれに近いものがあると思う。潤いというよりも、清らかさ、神聖さを演出しているような気がする。

郡上八幡などに行くとつくづく感じるのだが、水のきれいな町、水が豊富な町に行くと、それだけで魅力を感じる。金沢もその点はわかっていて、暗渠化した用水も積極的に開渠化して町の魅力アップに努めている。

 

 

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この築山風のデザインはこんなもんか。子供の遊び場を考慮したのかもしれない。

綾戸智絵のライブに来たことがあるのを思い出した。地元ジャズバンドの演奏のゲストとして来ていたような気がする。昔は毎年のように金沢にライブに来ていたような気がするのだが、最近は来なくなったのだろうか。

どうでもいいけど、筆者は地元の新聞(北〇新聞)を購読していないので、地元の情報に疎いのも金沢をあまり好きになれない原因かもしれない(ふるさと不足!?)。